「どうせ独立するなら自由に仕事をしたいけれど、リスクを抑えるためには多少の縛りがあってもフランチャイズ加盟を検討するべきだろうか?」
とお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
個人店の運営や自社での業態開発は、店名や内装、メニュー、仕入れ、販促など、すべてを自分のオリジナルでコントロールできる経営自由度の高さが魅力的です。
一方、フランチャイズというと縛りが多く自由度が低いというイメージを持たれているかもしれません。
しかし、同じフランチャイズでも種類によってルールが異なります。
この記事では、チェーンやフランチャイズの種類による自由度の違いから、自由度の高いフランチャイズに加盟するメリット・デメリットまで解説します。
もくじ
そもそも、フランチャイズとチェーンの違いとは
厳密には、フランチャイズはチェーンの一種です。
チェーンとは、同じブランド名、サービス、商品、システムを共有する複数の企業の連合体です。
たとえば、街中で見かけるスーパーマーケットやドラッグストア、飲食店、コンビニエンスストアの中には、同じブランド名を掲げている店舗が多くあります。
チェーンにはいくつか種類があり、店舗の性質によって分けられます。
フランチャイズは、店舗が「本社企業との契約によって運営される加盟店」であるビジネスモデルです。
従業員は、店舗経営者とそれをサポートする従業員、パート・アルバイトで構成されています。
日本では、コンビニエンスストアの9割以上がフランチャイズ店であり、他の多くの業種でも同様の多店舗経営の形態が取られています。
チェーン店の種類による自由度の違い
チェーン店は種類によって店舗の性質が変わり、それによって自由度も異なります。
レギュラーチェーン店の自由度
レギュラーチェーン店は直営店とも呼ばれ、本社の資金と本社から派遣された従業員によって、一つの組織の一部として運営されます。
一般的には「チェーン」という用語は通常、「レギュラーチェーン」として使われ、フランチャイズとは異なるビジネスモデルを指すことがあります。
レギュラーチェーン店は、採用や売上などほとんどが本社の管理下にあるため、3種類のチェーン店の中で最も自由度が低いといえます。
フランチャイズチェーン店の自由度
フランチャイズチェーン店とは、上で説明した通り、本社と契約を結んだ店舗を指します。
通常、本社は「フランチャイザー」、加盟店は「フランチャイジー」と呼ばれます。
この契約によって、本社は加盟店にブランドの使用権や商品・サービスの販売権、経営サポートなどを提供。
加盟店はこれらの提供を受ける一方で、本部の決めたルールを守り、ロイヤリティを支払う必要があります。
フランチャイズチェーン店は、レギュラーチェーン店ほどではありませんが、自由度が制限される傾向があります。
たとえば、地域性や客層に合わせた独自メニューの展開など、個別の自由な経営判断が難しいことがあります。
ただし、一括りにフランチャイズチェーン店といっても、本部によってルールが違うため制限される範囲も異なります。
ステルスフランチャイズとは
フランチャイズの一形態として、横浜家系ラーメン店「町田商店」を展開する株式会社ギフトを例に日経MJ紙において紹介された「ステルスフランチャイズ」があります。
ステルスフランチャイズは、通常のフランチャイズと異なりかなり自由度が高く、以下の特徴を持っています。
ボランタリーチェーン店の自由度
ボランタリーチェーン店とは、独立小売店が共通の目的を持ち、協力してチェーンオペレーションを行う組織を指します。
この形態は、フランチャイズチェーンと同様に、チェーン本部が存在し、加盟店をサポートします。
しかし、ボランタリーチェーンは加盟店自体が主体となり、加盟店同士が連携しやすい特徴があります。
加盟店オーナーが自由に仕入れ先や店名を変更できるため、基本的に制限がなく、3種類のチェーン店の中では最も自由度が高いといえます。
自由度の高いフランチャイズに加盟するメリット
ここまでで説明した通り、フランチャイズの自由度は、3種類のチェーン店の中で2番目に高いといえます。
とはいえ、本部が加盟店に課す制限は、本部によってかなり異なります。
では、制限が少なく自由度の高いチェーン店に加盟するメリットはなんでしょうか?
本部によっては、仕入先や運営マニュアルは提供される一方で、ある程度は提供するサービスや商品の変更が許されている場合があります。
そういった自由度の高いフランチャイズに加盟すると、自分の好みやアイデアを店舗経営に反映させられるという点でやりがいを感じられるでしょう。
さらに、地域の需要に合わせた戦略を練ることで、より高い売上をあげられるようになる可能性があります。
つまり、成功しているビジネスモデルで開業できるという、フランチャイズ加盟のメリットを享受しながら、ある程度の自由を持ち工夫しながら経営できるという点がメリットです。
自由度の高いフランチャイズに加盟するデメリット
加盟するフランチャイズを選ぶ際、加盟者の自由度は高ければ高いほど良いと思われるかもしれません。
しかし、自由度が高すぎると独立成功の確率を低下させる可能性があります。
なぜなら、本部が加盟店に課す制限は、今までの実績からビジネスを成功させるために必要だと判断された内容になっているからです。
成功を目指すなら、自由度と本部のサポートのバランスを考慮し、適切なバランスを見つけることが鍵となります。
フランチャイズ「トータルリペア」の自由度
自動車や住宅の傷の補修サービスを提供する「トータルリペア」は、自由度が高いフランチャイズの1つです。
たとえば、以下のような点で制限を受けることがありません。
制限が少ない一方で、サポートが少ないのではないかと心配されるかもしれません。
サポートについては、完全未経験の方でも活躍できるように、技術・営業の両面からサポートを提供。
実際に、技術も営業も未経験の加盟店の成功事例がいくつもあります。
フランチャイズを選ぶ際は自由度とサポートの充実度のバランスが大事!
いかがでしたでしょうか?
チェーン店3種類の中では、フランチャイズの自由度は真ん中です。
フランチャイズの中でも自由度は本部によって異なるため、成功率を上げるためにはサポートの充実度とのバランスを考えて加盟先を選ぶことをおすすめします。
フランチャイズ「トータルリペア」は、自由度が高くサポートも充実。
詳細が気になった方はぜひトータルリペアFCのオンライン説明会にご参加ください。