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エコビジネスとは?
エコビジネスとは、地球環境の保全・改善に貢献する商品・技術・サービス・システム・財などを提供する事業です。
環境ビジネスやグリーンビジネスとも呼ばれます。
世界的にエコ意識が高まり、各国の政府がエコビジネスを推進支援しています。
日本の環境庁もエコビジネスを推進し、助成・補助・融資などの支援をしています。
エコビジネスの分野
エコビジネスと一口にいっても、事業の内容は様々です。
環境省は以下の4つに分類しています。
【エコビジネスの4分野】
- 環境汚染防止:公害防止装置や環境アセスメント業など
- 地球温暖化対策:CO2削減や自然エネルギーの活用など
- 廃棄物処理・資源有効活用:廃棄物の発生抑制やリサイクルなど
- 自然環境保全:有機農業や環境教育、省エネ製品の開発など
エコビジネスの具体例4選
ここでは、エコビジネスの具体例を紹介していきます。
例①公害防止機器の開発・販売
まず紹介するのは、環境汚染防止に含まれる、公害防止装置の研究開発や販売の具体例です。
大阪府にある株式会社公害防止機器研究所では、大気・水質両方を改善できる湿式NOx(窒素酸化物)除去装置の製作販売をしています。
NOxとは、窒素の酸化物の総称です。
紫外線と反応すると、光化学スモッグや酸性雨・地球温暖化の原因になり、人体の健康や生態系に悪影響を与えてしまいます。
株式会社公害防止機器研究所ではその他にも、事業所・工場での大気等環境測定や環境機器の製作販売、産業廃棄物の減量化の提案なども行っています。
例②再生可能エネルギーの活用
次に紹介するのは、再生可能エネルギーの活用の具体例です。
分類としては地球温暖化対策の分野のビジネスに含まれます。
たとえば、富山県黒部市に本社を置いている一般社団法人でんき宇奈月は、土地柄を活かしたエコ温泉リゾートやエネルギーの地産地消の実現を目指しています。
具体的には、立木を利用した薪ボイラーや、小水力発電によって動く低速EVバス、温泉の熱を利用した無散水融雪システムなどを導入しています。
例③リペア
資源有効活用の具体例として紹介するのは、古いものや傷ついたものをキレイに修繕して長く使えるようにするリペア事業です。
東京都に本社を構える株式会社アミークスでは、車や住宅、家具などの傷・欠け・擦れなどを修繕するサービスを提供。
リペアすることで最低限の材料だけでキレイになるので、新しいものに取り換える必要がなく、ゴミの削減に繋がります。
また、直営店や工場もありますが、主にトータルリペアというフランチャイズの本部として加盟店を募集して技術やノウハウを伝え、リペアを広めています。
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例④有機農業
自然環境保全の具体例としては、化学肥料や農薬を使わない有機農業を紹介します。
有機農業は環境負荷が少なく生物の多様性の保全にもつながるビジネスです。
イオンは2009年に設立した農業子会社のイオンアグリ創造で、オーガニック農産物を生産できる体制構築を目指して2016年から有機栽培をスタート。
また、オーガニック商品の開発・販売にも意欲的に取り組み、2018年には全国の店舗でオーガニック野菜専用売り場を導入しています。
エコビジネスは地球環境を保全・改善するビジネス
エコビジネスは地球環境を保全・改善する商品・技術・サービス・システム・財などを提供するビジネスです。
具体的な内容としては様々なので、自分が興味を持った分野に注目して他の例も探してみてください。
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