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エリアフランチャイズとは?加盟側のメリット・デメリット

  1. 公開日:2022年05月06日
  2. 最終更新日:2023年09月15日

フランチャイズ基礎知識

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フランチャイズ加盟について調べていると“エリアフランチャイズ”という言葉を目にすることがあります。
通常のフランチャイズとは何が違うのか疑問に思われている方もいらっしゃるでしょう。

今回はエリアフランチャイズとは何かという概要と、契約を結ぶメリット・デメリットを紹介します。
加盟するフランチャイズを選ぶ際の参考にしてみてください。

エリアフランチャイズとは

エリアフランチャイズとは、特定の企業に限られたエリアで本部と同じ機能を与える契約方式です。
この契約方式は、小売業やコンビニエンスストア、飲食業、学習塾などでよく見られます。

フランチャイズ本部をマスターフランチャイザー、各地域で本部の役割を果たす加盟店をエリアフランチャイザー、エリアフランチャイザーへの加盟店をエリアフランチャイジーといいます。

マスターフランチャイザーからエリアフランチャイザー与えられる本部機能の範囲は、以下の2つのシステムどちらを採用しているかによって異なります。

サブ・フランチャイズシステム

サブ・フランチャイズシステムの場合、エリアフランチャイザーには地域内で加盟店募集と契約をする権利と、直営店を出店する機能が与えられます。
出店スピードが高まる一方、本部の方針・ノウハウが伝わりにくい弱点もあります。

エリア・ディベロップメント・システム

エリア・ディベロップメント・システムの場合、エリアフランチャイザーには地域内で直営店を出店する機能が与えられます。
地域内で加盟店募集と契約をする権利は与えられません。
本部の方針・ノウハウは伝わりやすい一方、エリアフランチャイザーは自身の資金だけで直営店を増やしていくので出店の難易度が高まります。

エリアフランチャイズのメリット

ここでは、フランチャイザー側が得られるエリアフランチャイズのメリットを紹介します。

メリット①本部としての利益を得られる

加盟店の募集・契約ができるサブ・フランチャイズシステムの場合、エリアフランチャイザーは加盟金やロイヤリティなど本部としての利益を得られます。
加盟店と本部として、2種類の利益が発生するのは大きなメリットです。

メリット②直営店出店の費用を抑えられる

エリアフランチャイザーが直営店を出店する場合、通常の加盟店が店舗を増やすよりも費用が抑えられる傾向にあります。
そのため、通常よりも費用をおさえながら店舗拡大をして、利益を上げていくことが可能です。

エリアフランチャイズを選ぶデメリット

次に、フランチャイザー側のエリアフランチャイズのデメリットも紹介します。

エリアフランチャイザーとして契約すると、通常よりも初期費用が高くなる点はデメリットです。
加盟店募集・契約や直営店の出店が上手くいかなければ、利益を得るどころか、初期費用として投資した分を取り返すことができないリスクがあります。

エリアフランチャイズは限られたエリアで本部機能を与えられる契約形態

エリアフランチャイズとは、限られた地域で特定の企業に本部機能を与える契約方式です。
サブ・フランチャイズシステムとエリア・ディベロップメント・システムの2種類に分けられ、与えられる本部機能の範囲が変わります。

また、エリアフランチャイズとは異なった形で、加盟店に地域による制限や保証をしているような本部もあります。
たとえば修理・修繕サービスを提供するフランチャイズ「トータルリペア」では、地域ごとに店舗数を制限する方式をとっています。

地域店舗数制限を行っている理由は、サービスの品質を高く保ち、お客様に満足してもらうことでリピート発注してもらうことが加盟店の利益向上につながるからです。
店舗数を制限することで、手厚い指導・サポートを提供し、かつ地域内での価格競争を防ぐことができます。
トータルリペアに少しでも興味を持った方は、ぜひ資料を請求してみてください。

この記事を書いた人

編集部 河田
編集部の河田です。書籍編集とウェブメディアの編集・執筆の経験を経て、現在は「独立成功のレシピ」のコンテンツ編集・執筆を担当させていただいています。現会社員かつ独立未経験者の目線で、自分が独立するなら知っておきたいと思う情報を発信していきます。よろしくお願いします。