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起業したいときにおすすめの相談先8選!よくあるQ&Aも紹介

  1. 公開日:2022年02月16日
  2. 最終更新日:2024年11月06日

独立開業の基礎知識

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今の仕事を辞めて起業することを考えたとき、誰かに相談したくなりますよね。
実際、起業に関する相談相手がいる人は6割ほどです。
一方、4割ほどは起業に関して話したくても相手がいないという状況です。

参考:中小企業庁委託「日本の起業環境及び潜在的起業家に関する調査」(2013 年 12 月、三菱 UFJ リサーチ&コンサルティング(株) 

 職場の人や家族、友人などに話すと心配や反対をされる可能性があるため、なかなか言えないという方もおいらっしゃるのではないでしょうか。 

そこで今回は、起業についてのおすすめの相談先を紹介します。
不安や疑問を解消して起業の準備を進めましょう。 

 

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【目的別】起業のおすすめ相談先8選

ここでは起業に関して何を相談したいのか、目的別に相談を紹介します。

相談先①国・自治体:基本的な相談全般

はじめにご紹介する起業の相談先は、国や自治体が設けている相談窓口です。 
事業計画の作成から融資、法律、助成金・補助金制度、各種制度まで幅広く教えてもらえます。 

具体的には、以下のような相談窓口が設けられています。 

【国・自治体の起業に関する相談窓口 】

相談先②商工会・商工会議所:集客アドバイスや起業経験者紹介

次にご紹介するのは、全国各地にある商工会商工会議所が設けている相談窓口です。 

各地域の事情に精通している組織なので、店舗や事務所を設置する場所やお客様の開拓に関するアドバイスや、起業経験者の紹介まで行ってくれます。 
もちろん、事業計画の作成や融資に関しても教えてくれます。 

相談先③日本政策金融公庫:計画や融資に関するアドバイス

起業の相談先として、日本政策金融公庫の全国152支店に設置されている創業サポートデスクもおすすめです。 
創業計画や事業計画の作成、融資などについて教えてくれます。 

専任の担当者がついてくれ、予約をすれば平日営業時間以外であっても出張相談を実施。 
近くの支店に電話をするか、ウェブ上の予約ページから申し込みをして予約を取ります。 

相談先④無料ネット相談:ざっくりとした相談

起業・独立を支援するサイトの中には、無料のネット相談を受け付けているところもあります。 
たとえば、(株)プロジェクトニッポンが運営する「起ちあがれニッポン ドリームゲートプロジェクト」や、(株)SEAFOLKSが運営する「freefolks」などがあります。

直接相談をするのはまだ早いかなと思う方におすすめです。 
事業計画や融資についてはもちろん、いろいろな支援情報も教えてもらえます。 

ただし、あくまでネット上で話が進むので、直接相談をするよりもざっくりとした一般的な回答しか得られない傾向にあります。 
もっと具体的な話が知りたいと思ったら、他のところにも聞いてみましょう。

相談先⑤起業経験者:体験談

経験談や体験談が知りたい場合は、実際に起業を経験した方に相談してみましょう。 
起業経験者が周りにいない場合は、起業かコミュニティに参加したり、経験者が登壇するセミナーに出席したり、商工会・商工会議所に紹介してもらったりする方法があります。 

聞く内容としては、ビジネスプランや開業までの流れ、営業の方法、失敗を回避する方法などが適しています。 

ただし、あくまで個人の体験談であり自分に必ず当てはまるわけではないという点に注意が必要です。 

相談先⑥起業セミナー・勉強会:基礎知識の学習や人脈作り

全国各地で起業したい人向けのセミナー・勉強会が開かれています。 
起業に関する基礎知識を身に付けたい場合や、起業仲間を見つけて人脈を広げたり、起業仲間同士で相談や励ましあいなどをしたい場合におすすめです。 

ただし、登壇者にも契約や加盟という目的があるので、フィルターがかかった情報が提供されるという点に注意しましょう。 

相談先⑦士業:ピンポイントな専門知識

専門的な知識を得たい場合は、士業の事務所への相談がおすすめ。 
士業といってもそれぞれ専門がありますので、知りたい内容によって使い分けましょう。 

司法書士・社労士

会社設立の手続きや、助成金制度の利用に関しては、司法書士・社労士に相談しましょう。 

各手続きは自力でも可能ですが、素人では時間と手間がかかるだけでなく、助成金の申請が通りにくいというデメリットもあります。 
無料ではありませんが、手続きを代行してくれるサービスもありますので、利用を検討してみてください。

税理士

税金や会計に関しては、税理士に相談しましょう。 
具体的には、会計処理や確定申告、節税などに関して教えてくれます。 

とはいえ、税務・会計関連の処理は素人には難しいので、アドバイスを受けながら自分でやろうとすると、本業に専念できないかもしれません。 
事業に専念するためには、税理士にお任せするのがおすすめです。

弁護士

法律に関する手続きやトラブルを素人判断で進めてしまうと、後で大きな問題に発展してしまう場合があるので注意が必要です。 

法律に関して知りたいことがある場合は、弁護士に相談しましょう。 
具体的には、契約書の作成やトラブルへの対処方法などを教えてもらえます。

相談先⑧フランチャイズ比較サイト・本部:フランチャイズ加盟する場合

独立起業の方法としてフランチャイズ加盟を考えているのであれば、フランチャイズ比較サイトや本部に相談してみましょう。 
資金調達や本部の選び方、必要な準備などに関してアドバイスをもらえます。 

本部によっては、融資を受けるためのサポートを提供しているところもあります。 

 

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起業相談する前の準備

起業相談をする前に、まずは自分で答えを探してみましょう。
調べてわかることであれば自分だけで解決したほうが時間がかかりません。
また、一般的な回答を知っておくことで、個人的な事情や意向も交えたより深い相談ができるようになります。

相談前の準備①Web検索してみる

起業に関する相談の回答を探す際、最も手軽な方法はWEB検索です。

「起業 資金 足りない」「起業 手続き」など具体的なキーワードを入れて検索してみましょう。
一般的な回答はもちろん、個人の体験談も見つけることができます。
自分の事情や考え方に近い体験談を見つけ、悩みを解決するための大きな手助けとなってくれる場合もあります。

ただし、ウェブ検索をする場合には信頼劇る情報なのか注意しつつ情報を活用する必要があります。
情報を発信する運営者や筆者が信頼できるか、経歴や実績などをチェックしましょう。

相談前の準備②本を読んでみる

起業に関する相談の回答を探す際、図書館や書店、電子書籍などで起業に関する本を見るという方法もあります。
Web検索よりも手間暇はかかりますが、信頼性の高い情報を得ることができる点がメリットです。

相談内容がざっくりしているなら、まずは起業全体をテーマとした本を読み、そのあとより具体的なテーマの本を読んでみましょう。
基礎知識はついていて、具体的な相談内容が決まっているのであれば、はじめから具体的なテーマを取り上げている本を探します。

本を探す際はネット検索や図書館・書店の端末検索が手軽ですが、上手く見つからない場合は司書・書店員に聞いてみると相談内容にぴったりな本が見つかるかもしれません。

相談前の準備③Webセミナーを見てみる

起業に関する相談の回答を探す際、起業セミナー・勉強会に足を運ぶ前に、Webセミナーを見てみてもいいでしょう。

Webセミナーであれば直接参加するよりも気軽に参加でき、移動時間がないので時間の融通をきかせやすくなります。
セミナーの最後に質問コーナーがあることも。

また、より深く話を聞きたい場合に、直接セミナーに足を運んだり個別に連絡を取ることも可能な場合があります。

 

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起業相談よくあるQ&Aまとめ

ここではよくある起業相談へのざっくりとした回答を紹介します。
より深い内容を知りたいという方は、各相談を取り上げた記事をチェックしてみましょう。
個人的な事情も考慮した回答を知りたいという場合は、おすすめの相談先に連絡を取ってみることをおすすめします。

Q1.事業の具体的なアイデアが思いつきません

A1.アイデアが見つからないときは、まず自分の好きなことで稼げないか考えてみましょう。

思い当たらなかったり商売にできなさそうな場合は、既存の商品・サービスを好きなことと組み合わせたり、他の商品・サービスと組み合わせたりすると、自分ならではのビジネスが見つかることがあります。

逆に、世間のニーズを調査して、その中から自分が興味を持てそうな分野を選び、需要を満たせそうなアイデアを考える方法もあります。

Q2.起業準備は何から手を付ければいいのでしょうか?

起業する際には、まず目的・ビジネスプラン・起業方法などを決め、事業計画書を作成します。
家族の同意が取れていない場合は、事業計画書を使って説明と説得をしましょう。
家族の同意が得られたら、起業資金を集め、各種手続きをします。

どの準備段階でもそれぞれ気を付けるポイントがあるので、ぜひ回答の詳細をチェックしてみてください。

Q3.起業するのに必要な資金はいくらですか?

起業に必要な資金は、ビジネスの内容によって金額が大きく異なります。
内容によって0円から1,000万円以上まで金額が変わってくるので、用意できる資金からどんなビジネスを始めるか決めてもいいでしょう。
たとえば、ネットビジネスや士業は0円からでも起業できますが、美容院やクリニックであれば1,000万円以上の費用が必要です。

自分の興味がある仕事内容だといくら資金が必要なのか知りたい方は、回答の詳細をチェックしてください。

Q4.起業したいけど資金が足りません

自己資金だけでは起業資金に足りない場合、補助金・助成金制度の利用を検討しましょう。
たとえば、創業助成金や小規模事業者持続化補助金、IT導入補助金、新規開業資金といった制度があります。

実際、トータルリペアに加盟して起業されるオーナー様は、8割が日本政策金融公庫の新規開業資金制度を利用しています。

各補助金・助成金制度の対象者や条件が知りたい方は、回答の詳細をチェックしてください。

Q5.個人で起業するかフランチャイズ加盟するか迷います

トータルリペアではこれまで加盟された1000名以上のオーナー様をサポートさせていただいた経験から、どんな方がフランチャイズに向いているか・向いていないか傾向をご紹介します。

【フランチャイズオーナーに向ている人の特徴】

  • 開業資金を準備できる
  • 本部に賛同できる
  • 決められたルールの中で創意工夫できる
  • 自己管理できる

【フランチャイズオーナーに向いていない人の特徴】

  • 短期的な利益だけを求める
  • すべて自分の思った通りに進めたい
  • 人任せにする
  • 疑り深い

自分がどちらに当てはまるかチェックしてみましょう。

起業の相談先は疑問・悩みによって使い分けよう!

いかがでしたでしょうか? 
自分が持っている疑問・悩みを解消するためには、どこに相談すればよいのかお分かりいただけたかと思います。 

ざっくり起業に関して知りたいという方は無料相談やセミナーに申し込み、具体的な手続きや制度について知りたい方は国や自治体、商工会、士業の事務所などに相談してみましょう。 

起業方法としてフランチャイズへの加盟を検討している方には、比較サイトやフランチャイズ本部への相談もおすすめです。 

修理・修繕サービスを提供するフランチャイズ「トータルリペア」でも、セミナー後にお申込みいただける個別面談を実施しています。 
加盟して成功されている方の傾向や融資サポートについて聞きたい方は、ぜひご参加ください。 

この記事を書いた人

編集部 河田
編集部の河田です。書籍編集とウェブメディアの編集・執筆の経験を経て、現在は「独立成功のレシピ」のコンテンツ編集・執筆を担当させていただいています。現会社員かつ独立未経験者の目線で、自分が独立するなら知っておきたいと思う情報を発信していきます。よろしくお願いします。