軽板金とは
軽板金では、環境に配慮した水性補修塗料を使用し、主にバンパー、ドア、フェンダーの「ぶつけた、こすった」などによって外板パネルに生じた傷、凹み、ゆがみをリペア対象としています。
一方、軽板金では「車両フレーム等(骨格)まで至っている損傷」「溶接などを含めたパネル交換まで必要な損傷」は、リペア対象外としています。
また、傷や凹みなどの損傷度合いにより、現地でのクィック補修も可能となります。
※デリバリータイプとガレージタイプで対象範囲が異なります。
軽板金デリバリータイプ
軽板金デリバリータイプでは、専用作業場を設けず、出張施工をします。
リペア対象となる範囲は外板パネルに生じた傷と擦れです。凹みやゆがみは対象外としています。
主なリペア依頼者は車両関係事業者様(車両販売店、整備工場、タイヤ販売等量販店様等々)からの取次依頼事業者様です。
軽板金ガレージタイプ
軽板金ガレージタイプでは、専用作業場を設けて施工します。
デリバリータイプよりもリペア対象となる範囲が広く、外板パネルに生じた傷、擦れ、凹み、ゆがみを対象としています。
主なリペア依頼者はエンドユーザー様、直接依頼以外では車両関係事業者様(車両販売店、整備工場、タイヤ販売等量販店様等々)からの取次依頼事業者様がいらっしゃいます。
水性補修塗料への
切り替えの動向
世界では環境に悪影響のある有機補修塗料から、環境に配慮した水性補修塗料への切り替えが着々と進められています。アメリカやカナダ、EU、中国香港、韓国ソウル市などでは、水性塗料の導入が事実上義務化されました。
現在、日本では水性塗料使用率は約15%ほどしかありません。
しかし、日本でも水性補修塗料の導入が進み、有機溶剤の法規制はより厳しくなっていくだろうと見込まれています。
実際、日本でも正規ディーラーの中には水性補修塗料使用を必須の取引条件とするところがあります。日本トップ自動車メーカーも2025年までに水性塗料使用率100%を目指す方針を表明しました。
水性補修塗料による
軽板金の特徴
1.厳選された機材
トータルリペア技術スタッフが実際に使用して、品質と利便性の2点を基準に選定した機材をご用意しました。
高額な塗装ブース・乾燥設備ではなく、オープンブースやビニールブースでの 作業を前提として判断しているので、大規模な初期投資は必要ありません。既にお持ちのものは省いたセット内容に変更可能です。
2.水性補修塗料の特徴を
考慮した乾燥ノウハウ
世間では水性補修塗料は乾燥に時間がかかるイメージが強くあります。そこで、トータルリペアでは水性補修塗料の特徴・性質を考慮し、より作業者負担や利便性を考慮した乾燥手順と仕組みをご用意しています。
3.色調をカンタンにする
測色機
オプションとして、楽に色調ができる測色機をご用意しています。色調時間の短縮・精度の安定、塗料の無駄削減が実現可能。カラーセンサーで自動車を測定すると、データベースから最も近い配合を検索します。
さらに、検索した配合を最新技術で自動修正して、最低量でテストピースを作成できます。
4.自然にも人体にも優しく
有機補修塗料は刺激臭があり人体に悪影響を与えますが、水性補修塗料は自然 にも人体にも優しい塗料です。
水性補修塗料への切り替えによって、体調不良がなくなったという声もあります。作業者の3K(きつい、汚い、危険)イメージを払拭により、若い人材を集めやすくなり、人材不足の問題の解決にも繋がります。