インテリアリペアとはどういう技術?誕生秘話とともに解説!

監修者:川合康弘

「トータルリペアFCは、なぜ自動車内装のリペアという珍しいビジネスを展開しているの?」

「加盟を検討するまでインテリアリペアという名前を聞いたことがなかったけど、内装のリペアは本当に需要があるの?」

といった疑問をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。

2023年時点で全国に約600拠点あるトータルリペアFCのインテリアリペア。
実は導入当初は「自動車の内装の傷を直す」 という文化が日本には浸透しておらず、加盟店もごくわずかでした。

なぜ今ではここまでインテリアリペアの加盟店が増えたのか。
今回は主に自動車内装を直すインテリアリペア事業の詳細と歴史について紹介します。

インテリアリペアとは

ここでは、トータルリペアFCのインテリアリペアは、自動車内装のどのような素材をリペアするのか、内装のリペア以外にどのような需要のある技術なのか解説します。

トータルリペアFCのインテリアリペアの特徴

トータルリペアFCのインテリアリペアとは、自動車内装やソファ、椅子、レザー製品などの破れ・劣化・色褪せを補修し、表面を美しく均一にする技術です。

特徴的なのは、以下の対象素材であれば、自動車の内装をはじめあらゆるモノをリペアできることです。

インテリアリペアの対象素材
  • 本革
  • 合皮
  • プラスチック
  • ファブリック(布)
  • ビニール

具体的には、以下のようなリペアが可能です。

インテリアリペアで補修できるモノ
  • 自動車内装:ステアリング、内張り、ダッシュボード、シート
  • 家具:椅子、ソファ
  • オフィス/店舗 :診察台、絨毯、フロアマット
  • 革製品:ハンドバック、財布、靴など

インテリアリペアを利用されるお客様

インテリアリペアは、自動車販売店を中心に、幅広い事業者様に利用していただいています。

インテリアリペアの利用者様
  • 自動車販売:新車ディーラー、中古車ディーラー、自動車買い取り店
  • 飲食/店舗:ファミリーレストラン、ファーストフード、クラブ、スナック、バー等の内装
  • 遊戯施設:映画館、カラオケボックス、遊園地施設の内装
  • 病院施設:一般病院、歯科医院内装
  • 乗物/交通機関:飛行機、バス、電車、タクシー、船舶内装
  • 宿泊施設:ホテル、旅館内装
  • その他:エステティックサロン、理・美容院、オフィス、リサイクルショップ、家具センターなど

インテリアリペアの誕生秘話

ここではトータルリペアFCのインテリアリペアの誕生秘話を解説します。

トータルリペアFCの開始

アミークスはもともとハウスクリーニングで創業した、クリーンビジネスの企業でした。

経営の中で『欧米のクリーンビジネスは日本より10年進んでいる』『欧米ではフランチャイズ形態が盛ん』という噂を耳にしたことから海外調査が開始。

調査の中で発見した当時最先端の技術で外壁洗浄、ビルメンテナンスを開始。
好調に事業運営がされていきました。

ビルメンテナンス事業開始後も海外での調査を継続し、色々な出会いの中でビジネスを紹介されるように。

その中でデントリペアという、塗装をせずハンマーのみで自動車ボディの小さな凹みをもとの状態にする技術を発見。しかしデントリペアだけでは受けられる案件の幅が狭く受注件数が見込めないため 、ビジネスとして通用しないと感じていました。

リペアビジネスを広げられないか考える中で、自動車の内装をリペアするインテリアリペアに出会い、複数のリペアを組み合わせればビジネス成功の可能性があると確信しました。

複数 種類のリペアをおこなうメリットとしては次の3つ。

複数のリペアを組み合わせるメリット

①単価があげられる
②稼働日を増やせる
③価格競争に巻き込まれなくなる

★現在もこの考えからトータルリペアFCでは複数種目に加盟する方が多くいらっしゃいます。

上記のような勝算をもとに、「【捨てない・壊さない・取り替えない】というコンセプトからすれば自動車リペア事業でも同じ」という考えで事業拡大を決意し、デントリペア・エクステリアリペア (軽板金)・インテリアリペアの3種目セットでトータルリペアFCとして事業開始しました。

インテリアリペアの材料が仕入れられないピンチ!海外提携先の変更

スタート当時の1995年、トータルリペアFCはアメリカのA社 と業務提携していました。
エクステリアリペア・デントリペアは好評でしたが、 自動車内装を直すインテリアリペアはじつは仕上がりが悪く、加盟店も全国で10拠点以下でした。

1998年、A社からのインテリアリペアの材料供給が止まってしまうというトラブルが発生。

少ないですが加盟店もいるため、代わりになる材料や提携先を調査していたところ、ビルメンテナンス事業ですでに付き合いのあるアメリカのCGI社から、インテリアリペアの材料とノウハウを持っていることを教えてもらいました。

アメリカのトレーナーを日本に呼び、デモを見せてもらって格段に品質が高いことを確認し、技術提携先をA社からCGI社に変更。

これによって品質が向上し、加盟店の数も40程度まで一気に増加しました。

ソファー/家具のインテリアリペアをスタート

CGI社との技術提携により技術力が向上し、自動車内装リペアの仕上がりがよくなっただけでなく、ソファなどもリペアできるようになりました。

技術向上して以降、しばらく車両内装だけのリペアを行っていましたが、展示会でサンプルを見た人に「家具は直せないのか」と聞かれたり、直営店のお客様からも「家具を直してほしい」と要望がありました。

はじめはテスト的に社員の家のソファーをリペアしたり、直営店だけで家具のリペアを受注してみたことで確信に変わり、ソファー/家具のインテリアリペアをスタート。

それまでは加盟店もガソリンスタンドや板金塗装屋など自動車業界の法人がほとんどでしたが、家具もリペアできるとなってからは、本業が家具屋、ビルメンテナンスなど、様々な車以外の業種からの加盟が増加。

それまでは車両の内装に限定されていたリペア対象から、家具、カバン、靴、衣類など一気に対象が広がりました。 それとともにインテリアリペアの加盟店数も約80拠点まで増えました。

材料・技術の課題とCGI社との協同研究による進歩

トータルリペアFCでソファ/家具単体のインテリアリペアが開始したころ、日本では安価なソファの素材として新たにポリウレタンレザーが出回り始めた時期でした。 ポリウレタンレザーでは、リペア箇所の剥がれや割れが発生することが判明。


この問題を解決するためにCGIと密に連絡を取り、やりとりを続けた結果、 CGI社と共に素材の柔軟性と伸縮性を見直したベース素材の改良を行い、日本用に新ベース素材を作成。

トータルリペアFCが協同制作したこのベース素材は、日本のために作られたものでしたが世界にどんどんと広がっていきました。

インテリアリペアとは自動車内装から家具まで幅広くリペアできる技術

インテリアリペアとは、本革・合皮・プラスチック・ファブリック(布)・ビニール素材の表面を美しくする技術・サービスです。

対象となるモノは自動車の内装から家具まで幅広く、その分様々なお客様からの需要があります。

トータルリペアFC本部では、独自の工法の開発や海外の技術提携先と共同して、インテリアリペア事業を拡大してきました。今後も新たな技術の導入や事業拡大に取り組み、加盟店と本部が一体となって成長を遂げていきます。

インテリアリペアのビジネスについてより詳細な情報を知りたい方はトータルリペアFCのオンライン説明会へのご参加お待ちしております。

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