ホイールリペアとはどういう技術?誕生秘話とともに解説!

wall of alloy car wheels and pneumatic tires in store

監修者:川合康弘

「トータルリペアFCは、なぜホイールのリペアという珍しいビジネスを展開しているの?」
「加盟を検討するまでホイールリペアという名前を聞いたことがなかったけど、本当に需要があるの?」
といった疑問をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。

2023年時点で全国に約400拠点あるトータルリペアFCのホイールリペア。
実は導入当初は「ホイールの傷を直す」という文化が日本には浸透しておらず、加盟店もごくわずかでした。

なぜ今ではここまでホイールリペアの加盟店が増えたのか。
今回はホイールリペア事業の詳細と歴史について紹介します。

ホイールリペアとは

ホイールリペアの施工風景

ホイールリペアとは、ホイールのキズや歪みを修復する技術・サービスです。

シルバーホイールやアルマイト、ポリッシュだけでなく、高級車の標準仕様であるハイパーシルバーも施工可能。
内側のリムの歪みも短時間で修復できます。

工法の概要としては、特殊パテを使って表面の引っ掻きキズや削れ、欠けを補修し形成したのちに、カラーリング塗装をします。

トータルリペアFCのホイールリペアの特徴

トータルリペアFCのホイールリペアは、独自のルートで海外から日本に導入することができた、一部出張施工が可能なリペアサービスです。

キズの状態によっては、車体からタイヤの脱着なしで施工でき 、事前予約で最短当日仕上げも可能です。

新品交換と比べ、トータルリペアFCのホイールリペアを利用したほうがスピーディかつリーズナブルという点が評価され、お客様に選んでいただいています。

ホイールリペアを利用されるお客様

ホイールリペアを利用されるお客様は、主に以下の方々です。

ホイールリペア利用者の例
  • 一般のお客様
  • 中古車買取・販売店
  • 新車ディーラー(認定中古車)
  • タイヤ・ホイール販売店

    など…

他にも、修理コストを抑えたい、気に入ったホイールを取り換えずそのまま使いたいというニーズを持つお客様に対応しています。

ホイールリペアの誕生秘話

ホイールリペアの事業がスタートしたのは20年以上前

ここでは、なぜトータルリペアFCがホイールリペア事業を開始したのか、誕生秘話をご紹介します。

調査の開始・トータルリペアFCの開始

アミークスはもともとハウスクリーニングで創業した、クリーンビジネスの企業でした。

経営の中で『欧米のクリーンビジネスは日本より10年進んでいる』『欧米ではフランチャイズ形態が盛ん』という噂を耳にしたことから海外調査が開始。

調査の中で発見した当時最先端の技術で外壁洗浄、ビルメンテナンスを開始。
好調に事業運営がされていきました。

ビルメンテナンス事業開始後も海外での調査を継続し、色々な出会いの中でビジネスを紹介されるように。

その中でデントリペアという、塗装をせずハンマーのみで自動車ボディの小さな凹みをもとの状態にする技術を発見。しかしデントリペアだけでは規模が小さく、ビジネスとして通用しないと感じていました。

デントリペアを広げられないか考える中でインテリアリペアを知る機会に出会い、複数のリペアを組み合わせればビジネス成功の可能性があると確信しました。

複数のリペアを組み合わせておこなうメリットとしては次の3つ。

複数のリペアを組み合わせるメリット
  • 単価があげられる
  • 稼働日を増やせる
  • 価格競争に巻き込まれなくなる

★現在もこの考えからトータルリペアFCでは複数種目に加盟する方が多くいらっしゃいます。

上記のような勝算をもとに、「【捨てない・壊さない・取り替えない】というコンセプトからすれば自動車リペア事業でも同じ」という考えで事業拡大を決意し、デントリペア・エクステリアリペア・インテリアリペアの3種目セットでトータルリペアFCとして事業開始。

ホイールリペアとの出会い

トータルリペアFC開始後も年2~3回は欧米での展示会参加等の調査を実施し、キーマンとのつながりができる中で出張型ホイールリペアを知る機会があり、強く興味を持ちました。

そして、アメリカでの出張型ホイールリペアサービスを調査開始。この調査で特に注目していたのは、色をスプレー缶で簡単に塗装できる仕組みと、持ち運び可能な歪み修正機でした。

この調査結果を基に、トータルリペアFC本部はアメリカでのノウハウを取り入れ、日本向けの出張ホイールリペアサービスとして事業化しました。

事業のスタートと出張型ホイールリペアサービス (2003年)

2003年、出張型ホイールリペアサービス事業がスタートしました。

事業開始前には、代理店制度を導入し、新規参入だけでなく、他の事業で参加していた加盟店にも利用を促進しました。

しかし、2005年まで利用者が伸び悩む時期が続きました。

日本でのホイールリペア需要の拡大 (2005年)

2005年ころ、多くの自動車メーカーが高級感のあるハイパーシルバーホイールを高級車の純正品として装備したことでホイールリペアの需要が増加。

時流に乗って加盟店数を拡大することで日本全国に “傷がついたら直すもの” という文化を浸透させてきました。

ハイパーシルバーホイールリペアの追加 (2006年)

2006年には、ハイパーシルバーホイールリペアサービスが追加されました。

この工法は、当時メーカー純正に使われ始めたハイパーシルバーホイールのリペアに対応するもので、他社では提供できない状態でした。ハイパーシルバーホイールの人気が急上昇し、トータルリペアFCの差別化要素となりました。

この工法の特徴的な点は、高級感を持ちながら金属光沢を出す塗装であり、環境に配慮しつつも高級感を演出できる点でした。この工法の導入により、日本全体で「ホイールは傷がついたら直すもの」という意識が広まりました。

ポリッシュ風塗装工法の導入 (2015年)

2015年、ポリッシュ風塗装工法が導入されました。

2013年、トータルリペアFC本部はカリフォルニアで行われた展示会を視察し、ホイールリペア指導を行っている会社で当時トータルリペアFCで施工対象外としていたダイヤモンドカットホイールの塗装リペアを発見。その後、その会社の研修を受けに行き、ポリッシュ風塗装リペア工法を日本向けに開発しました。

回転研磨機のレンタルスタート(2016年)

2016年、本部から加盟店への回転研磨機レンタルをスタートしました。

国内の競合先の調査の中で、トータルリペアFC加盟店に対して様々な機械の販売営業が行われていました。その中で、特に注目されたのが回転研磨機でした。この機械は、ドレスアップ用ホイールのリム研磨リペアに使用されるもので、通常の作業時間を半分以下に短縮する効果がありました。

しかし、この機械の導入には高額な費用と、設置に200Vの電源が必要であるという課題がありました。そこでトータルリペアFC本部は、独自の機械を開発。この機械は100V電源で動作し、持ち運びも可能でした。さらに、1年単位のレンタルサービスとして提供され、加盟店が利用しやすくなりました。

これにより、通常の作業時間の短縮と作業効率の向上が実現し、ホイールリペア事業はさらなる発展を遂げました。

ホイールリペアとは海外から取り入れたホイールの修復技術

ホイールリペアの加盟店様が全国で活躍中!

ホイールリペアとは、アメリカ・ドイツなど世界各国の技術を日本向けに独自開発することで事業拡大してきた、ホイールリペアのキズや歪みを修復する技術・サービスです。

トータルリペアFC本部では、独自の工法の開発や海外での調査を通じて、ホイールリペア事業を拡大しました。これらの取り組みによって、日本全国での「ホイールは傷がついたら直すもの」という意識が築かれ、トータルリペアFCの成功の礎となりました。今後も新たな技術の導入や事業拡大に取り組み、加盟店と本部が一体となって成長を遂げていきます。

ホイールリペアビジネスについてより詳細な情報を知りたい方は、トータルリペアFCのオンライン説明会のご予約をお待ちしております。

LINE相談