「トータルリペアFCの住宅リペアは具体的にどんなビジネスなの?」
「加盟を検討するまで住宅リペアという名前を聞いたことがなかったけど、仕事として成り立つの?」
など疑問をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
トータルリペアFCの住宅リペアは2002年よりフランチャイズ展開が開始され、2023年10月時点では全国に440名の加盟店オーナーがいらっしゃいます。
今回は住宅リペア事業の詳細や歴史についてご紹介します。
もくじ
住宅リペアとは
トータルリペアFCの住宅リペアは、住宅の木製品の傷を直すウッドリペアと、窓枠などの傷・凹み・割れ等を補修するサッシリペアという2つの技術を合わせたプランです。
この2つの技術を用いることで、住宅内の取り替えが困難な部材をきれいに修復することが可能です。
調色によって自由自在に色の調整ができるため、修復部分が目立たない自然な仕上がりになります。
高級家具やアンティーク家具の補修にも活用できるため、身の回りの大切なものを長く使い続けることができます。
住宅リペアを利用されるお客様
住宅リペアは主に住宅の補修を行う技術ですので、主な取引先はハウスメーカーや工務店などの建築業者様になります。
住宅が建つ際、お客様にお引渡しする前に「住宅の引渡し前検査」が行われ、木部やサッシに傷が付いていないかを確認します。
何人もの職人が出入りして完成する新築。
いくら最善の注意を払っていても小傷はついてしまいます。
傷が付いてしまった場合、傷を直してからお客様に引き渡す必要がありますが、引き渡し納期や新しい資材の調達費用などを考えると時間や費用はかけられません。
そこでハウスメーカーや工務店は、お客様に引き渡す前にリペア業者に依頼をします。
さらに、引き渡し時にお客様がチェックして見つけた傷も、リペア業者に依頼をしてきれいにして、引き渡しが完了となります。
つまり新築の場合、完成から引き渡し完了まで、2度リペアが必要となるわけです。
もちろん、ハウスメーカーや工務店だけではなく、様々な法人様からご依頼をいただいています。
- ハウスメーカー/工務店
- リフォーム/リノベーション会社
- 不動産管理会社
- 家具店
- ホテル/旅館
- 引越業
など…
住宅リペアの誕生秘話
では、どのようにしてトータルリペアFCの住宅リペアが誕生したのかをご紹介します。
住宅リペアは、ウッドリペアとサッシリペアの2つの技術が合わさったプランですが、はじめからセットだったわけではありません。
まずは、ウッドリペアから導入され、後からサッシリペアが導入されました。
ウッドリペア導入の経緯
ウッドリペアは、トータルリペアFCの別の技術「インテリアリペア」の付属品として導入検討が始まりました。
市場調査の開始
インテリアリペアとは本革、合皮、布、プラスチック、レザーのリペアを行う技術です。
レザーソファのリペアを行う際、腕置きや手摺りの部分が木材でできているものがありますが、
インテリアリペアの技術では木部は直せません。
トータルリペアFCは、レザーと木部を組み合わせた家具のリペアが、リサイクルショップや家具屋から多く需要があるのではないかと見込み、ウッドリペアのリサーチを開始しました。
意外なニーズの発見
リサーチを進めていく中で、家具のリペアのほかに、住宅の木部のリペアにも大きなニーズがあることが判明しました。
実は新築を建てる際には、多くの業者が出入りするため、機材の搬入時や作業中にどうしても
フローリングや柱などに傷が付いてしまいます。
ハウスメーカーや工務店などの建築業者様は、物件に傷が付いたままお客様に引き渡すわけには
いかないので、自分たちで何とか傷を補修したり、張り替えたりしています。
しかし、傷の補修に特化した技術を持っていないのでクオリティが低く、かといって張り替えると納期がずれてしまうという問題を抱えていることが判明しました。
部分的な補修に特化したウッドリペアを提供すれば、この問題を解決できるため需要が見込めます。
また、賃貸を行っている不動産管理会社にも、ウッドリペアの需要があることが分かりました。
住んでいた方が退去した後、そのまま何もせずに次の方へ貸すわけにはいきません。
室内クリーニングをしたり、目立つ傷や劣化がある場合には建築業者様に依頼して補修してもらったりして、ある程度キレイにしてから次の方へ貸しています。
しかし前述の通り、建築業者様は部分的な補修に特化していないのでクオリティやスピードに課題があり、ウッドリペアの提供によってその課題を解決することができます。
さらにリサーチを進め、新築や賃貸物件のウッドリペアがビジネスとして成り立つと確信を持てる調査結果を得ることができました。
ウッドリペアの技術導入
ウッドリペアの需要があるとわかったため、つぎは技術導入のためのリサーチを開始。技術を習得するために国内の材料販売店に問い合わせました。
しかし、日本には技術者が少なかったり 、最後まで見せてもらえなかったりと調査は難航。
使用されている材料が国外の物ばかりで、詳細が分からないという課題もありました。
そこで海外メーカーへ直接問い合わせたところ、現地にて講習を受けられることに。
本部社員が技術を習得し、技術習得のためのマニュアル化に成功しました。
そして2002年、フランチャイズとしてウッドリペアの加盟店募集を開始するに至りました。
ニーズに合わせた資材の変化
ハウスメーカーでは、お客様のニーズに合わせて年々使われる資材が変化していきます。
それに合わせて、トータルリペアFCでも新しい資材に適応できる、リペアの技術・材料を研究しています。
例えば、最近では床暖房が付いている住宅が増えてきました。
フローリング資材は熱に強いものが使用されるようになります。
床暖房付きの床をリペアする際、今まで使用していた材料だと溶けてしまったり、上手くリペアができなかったりといった問題が発生するリスクがあります。
そこで、トータルリペアFCでは熱に強い材料を研究し、加盟店様への情報発信と専用材料の提供を開始しました。
このように、トータルリペアFCは変化を常にキャッチアップし、新技術・材料のリサーチを行っています。
時代とともにリペア技術・材料を進化させ、加盟店様がどんな傷にも対応できるような環境を整えさせていただきます。
サッシリペア導入の経緯
新しい技術・材料だけではなく、建築業者様のリペア需要についても調査を続ける中で、新たな
需要が見えてきました。
2回目の市場調査
サッシリペア導入のヒントとなったのは、本部がリペア市場のリサーチを続ける中で、建築業者様からサッシのリペアもできないかと相談されたからでした。
その情報をもとにウッドリペアに加盟されて活躍されている方にもヒアリングを行いました。
すると「ウッドリペア」「ホイールリペア」2つの技術を身に付けられている方が、ハウスメーカーから「ホイールリペアの技術を応用してサッシのリペアもできないか」と相談されていたことが分かりました。
サッシリペアの技術導入
木部を直すウッドリペアだけでなく、サッシも直せるようになればビジネスチャンスが広がると確信を持ち、新工法の開発を開始。
サッシリペアの材料や技術などの習得に成功し、2011年にウッドリペアとサッシリペアを組み合わせたプランでの加盟店募集を開始しました。
トータルリペアFCの住宅リペアの強み
トータルリペアFCの住宅リペアには、大きな2つの強みがあります。
スピード対応で建築業者様に重宝されやすい
トータルリペアFCは、他社に比べて対応のスピードが速いという強みが評価され、建築業者様に重宝していただいているケースがよくみられます。
なぜ対応スピードが速いのかというと、トータルリペアFCに加盟された方のほとんどは地域密着でリペアを行っています。
移動に長時間かかることが少ないため、依頼が入れば自分のスケジュールを調整し、臨機応変に対応すること可能です。
ではなぜ建築業者様がそれほどスピード感を重視しているかというと、リペアという仕事は、物件の引き渡しや貸し出し前の最後の仕上げのお仕事になります。
本来リペアは必要がないに越したことはありませんが、たくさんの業者が出入りするため、建築業者様が最善の注意を払っていてもどうしても傷がついてしまうことが珍しくありません。
傷をつけてしまった建築業者様は
「お客様への引き渡しの期日までに傷を直さないといけない!」
と困っています。
このような緊急性が高い駆け込み依頼があった時に、迅速に対応することでのピンチを救うことができます。
迅速な対応信頼が深まり、積極的に営業活動をしなくても口コミや紹介でお客様の幅が増えている加盟店様もいらっしゃいます。
施工範囲の広さが建築業者様に評価されている
1つ目の強みは、1人の技術者が木材(ウッド)とサッシ、両方リペアできることです。
トータルリペアFCをご利用されない建築業者は住宅を建てる際、木製の柱・フローリング・家具などが傷ついたり凹んだりしたら、施工した大工や家具製造店に対処を依頼します。
そして、窓のサッシに関する修理は、取り付け業者や窓フレームのメーカー、大型修復業者様へ依頼することになります。
傷の箇所によって色々な業者を手配することになるので、手間暇がかかってしまいます。
だからこそ、その手間暇を削減するために、トータルリペアFCを利用する建築業者様が増えています。
トータルリペアFCは、木製品やアルミ製品の両方に対するリペア依頼を、一元化することが可能だからです。
住宅リペアは、進化し続ける技術
いかがだったでしょうか?
トータルリペアFCの住宅リペアは、木部とサッシを補修する2つの技術を合わせたプランで、主に住宅メーカーからお仕事をいただいています。
本部は市場のニーズに合わせた技術を提供するため、情報のリサーチを行い常に進化し続けることを心がけています。
「住宅リペアの技術についてもっと詳しく知りたい」
「1軒につきどれくらいの傷があって、直すといくらになるの?」
など些細なことでも構いません。
疑問に思うことがあればぜひ説明会へご参加ください。