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板金塗装は独立すれば儲かる?自営業の年収目安と独立方法

  1. 公開日:2025年09月16日
  2. 最終更新日:2025年09月16日

独立開業の基礎知識

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「板金塗装の仕事は給料が安くて生活が苦しいけど、独立すれば儲かるかも…」
そんな風に思ったことはありませんか?

 

確かに、板金塗装業でうまく独立すれば高収入を実現することができます。

しかし、独立するには資金面の準備、営業力、経営知識など乗り越えるべき課題も少なくありませんし、独立しても思うように収入が上がらないケースもあります。

 

この記事では、板金塗装業における会社員と自営業の収入の違いから、独立して儲けるための具体的な方法や注意点まで、丁寧に解説します。

独立すればどれくらい稼げるのか気になる方、儲かるのであれば独立したいという方は、ぜひ最後までご覧ください。

板金塗装は独立すれば儲かる?

まずは、板金塗装業界で会社員として働く人と独立して自営業を始めた人、それぞれの年収の違いを比べてみましょう。

板金塗装業の会社員の年収目安

厚生労働省によると、板金塗装業界で働く会社員の平均年収は約428万円です(参考:厚生労働省『令和5年賃金構造基本統計調査』)。

大手ディーラーや整備工場に勤めれば500万円を超えるケースもありますが、儲かる仕事というよりは、安定した収入を得られる働き方といえます。
多くの場合は昇給の伸びも緩やかで、「儲かる仕事がしたい」という人にとっては物足りなさを感じるかもしれません。


板金塗装の平均年収を詳しく知りたい方はコチラの記事も併せてご覧ください。
▶︎ [板金塗装の平均年収はいくら?平均より年収を上げる方法5選]

板金塗装業の自営業の年収目安

板金塗装で独立した場合、儲かる経営が実現できるかどうかは本人の努力と事業の進め方次第で大きく変わります。

独立直後は集客に不慣れなうえ、設備投資の回収も必要なため、年収300万〜500万円前後にとどまるケースが少なくありません。
しかし、技術を磨きながら実績を積み、地域の信頼を得ることで、継続的に仕事の依頼が入るようになるため、年収700万〜900万円に到達することも可能です。
高級車の修理や特殊塗装といった高単価案件を中心に受注したり、従業員を雇って事業を拡大したりすることで、年収1,000万円を超える板金塗装業者も存在します。

板金塗装で儲かる経営を実現するには?独立開業のステップ

板金塗装で独立して儲かる経営を実現するためには、事前にしっかりと計画を立てて準備を進めておかなければなりません。
ここからは、独立開業の準備についてステップごとに解説します。

ステップ①実務経験を積んで技術を身に付ける

板金塗装業では、技術力を固めることが、将来的に儲かる経営を実現する力に繋がります。
独立前には5〜10年ほど実務経験を積んでおきましょう。

さらに、整備工場や修理業者などの現場では、先輩職人の板金塗装技術を間近で学べるだけでなく、顧客対応や仕事の段取りといった「経営の基本」にも触れられる貴重な機会です。
こうした現場経験を通して、作業の流れや業界の商習慣を理解し、独立後に必要な対応力や判断力も養っておくと、独立後のスタートが格段にスムーズになります。

ステップ②開業費用を用意する

板金塗装業で独立して儲かる仕組みを作るためには、ある程度の初期投資も必要です。設備費や車両、材料費など、開業に必要な費用をしっかりと把握しておきましょう。

開業費用はいくらかかる?

板金塗装工場を構えて開業する場合、場所代、設備費、工具の購入代金などの初期費用に1,000万円以上かかるのが一般的です。
さらに、板金塗装業で安定して儲かるようになるまでには時間もかかることも多いため、当面の運転資金もあらかじめ確保しておく必要があります。

安定して儲かる仕組みを作るためには、集客にも投資が欠かせません。
ホームページの開設やチラシの作成、広告出稿など、開業初期の知名度が低い時期に顧客を確保するための費用も50万円〜100万円ほど見込んでおきましょう。
集客を後回しにすると、板金塗装の技術力が高くても収入に結びつかず、経営が苦しくなる恐れがあります。

自己資金だけでは足りない場合は、金融機関からの融資や自治体の助成金制度を活用する方法もあります。
創業支援に力を入れている地域も多いため、自治体の窓口や商工会議所などに相談してみるとよいでしょう。

ステップ③事業計画書を作成する

売上の見込みや人件費、材料費、広告費、家賃などの支出を具体的に洗い出し、利益とのバランスが取れた経営プランを組み立てておきましょう。
また、事業計画書は金融機関から融資を受ける際にも欠かせない書類です。
計画が曖昧なままだと資金調達に苦労する可能性があるため、収支の予測だけでなく、経営戦略や今後の展望なども具体的に盛り込んでおく必要があります。

何から手をつけていいかわからない場合は、日本政策金融公庫の公式サイトを活用するのがおすすめです。
「創業計画書」や「資金繰り表」「受注明細表」などのテンプレートや記入例が無料でダウンロードできます。

きちんとした事業計画があると、開業後の意思決定や方向性にも迷いがなくなり、自信を持って板金塗装事業に取り組むことができるでしょう。

参考:日本制作金融公庫国民生活事業『各種書式ダウンロード』

ステップ④場所・設備を整える

板金塗装で儲かる事業を育てるためには、地元住民や中古車販売業者からのアクセスが良いエリアを選ぶのが理想です。郊外でも構いませんが、道路沿いや目につきやすい場所だと集客しやすくなり、結果として儲かる体制が整いやすくなるでしょう。

また、板金塗装の設備は一つひとつが高額なため、初期は必要最小限で始めて、儲かるにつれて利益を設備投資に回すという考え方も有効です。
また、機材は中古での購入やリースの活用によって初期コストを抑えることも可能です。こうしたコストバランスを考えることが、無駄な出費を避け、効率よく儲かる板金塗装経営を実現するポイントとなります。

ステップ⑤開業に必要な手続きを済ませる

板金塗装業で儲かる経営を目指すには、開業時に必要な手続きを漏れなく行っておくことも重要です。
そうすることで、開業後もトラブルなく、板金塗装で安定して儲かる土台を築くことができます。

まず、個人で開業する場合は、税務署に「個人事業の開業届出書」を提出し、正式に板金塗装事業をスタートさせましょう。
あわせて「青色申告承認申請書」も提出しておくと、節税効果が期待できる「青色申告」が可能になります。

従業員を雇う場合は、労働基準監督署やハローワークへの届け出も必要になります。
労災保険や雇用保険の加入も義務となるため、早めに準備しておきましょう。
さらに、法人として開業する場合は、社会保険の加入手続きも求められます。

また、板金塗装工場を設ける場合には、都市計画法や建築基準法、騒音規制法などの法律が関係してくるため、設備導入前に必要な届出を確認しておきましょう。
地方自治体によっては、板金塗装の工場設置の認可が必要な場合もあるため、市区町村の担当部署に相談して手続きの漏れがないようにしておくと安心です。

ステップ⑥集客を行う

板金塗装業を長く続けていくためには、仕事を確保する「儲かる仕組み」を作ることも欠かせません。
どれだけ技術力があっても、集客ができなければ売上は安定しないからです。

まずはGoogleビジネスプロフィールに登録し、営業時間やサービス内容、施工実績の写真を掲載して地域のお客様に見つけてもらいやすくしましょう。
あわせて、口コミの依頼を行い評価を集めることで信頼度が高まり、問い合わせ数が増えやすくなります。

さらに、自社ホームページを持つことで、サービス内容や料金を分かりやすく発信することが可能です。
SEO対策を意識した記事や事例紹介を追加すれば、広告費がかからない検索経由での集客も期待できます。

また、InstagramやFacebookなどのSNSを活用すれば、日々の施工事例や作業風景を手軽に発信できます。
地域住民との接点を増やすことで「身近な修理屋さん」として認知されやすくなります。

加えて、既存顧客からの紹介制度を設けることも効果的です。
たとえば「紹介してくれた方に割引」などの仕組みを整えると、自然にリピーターが新規顧客を呼び込む流れができます。

こうした複数の集客チャネルを組み合わせることで、仕事を安定的に獲得し、長期的に儲かる経営を実現するための基盤を築けます。

板金塗装で独立するデメリット

これまでに培ってきた板金塗装の技術と経験を活かして独立すれば、取り組み方次第で会社員時代よりも大きく収入を増やせる可能性があります。
しかし、独立開業には現実的なハードルも数多く存在します。

ここでは、板金塗装業で独立するデメリットをお伝えします。

デメリット①膨大な初期費用と維持費がかかる

板金塗装業で独立して儲かる事業に育てるには、初期費用と維持費の負担が大きな壁となります。

開業時には、工場の賃料や設備の導入にかかる費用、塗料などの材料費といった膨大な初期費用がかかります。
先にもお伝えした通り、一般的には1,000万円以上の開業費用が必要であり、短期間で回収できる金額ではありません。

さらに開業後は電気やガスなどの光熱費、保険料、消耗品などの維持費も発生します。
開業直後の収入が不安定な時期でも固定費はかかるため、安定して儲かる状態になるまでに時間がかかることを覚悟しておく必要があります。

デメリット②人手不足で人材確保が困難

事業が軌道に乗ってきたとしても、常に人手不足の問題がつきまといます。

板金塗装業界では熟練技術者の高齢化が進み、深刻な若手不足から年々人材確保が難しくなっています。
求人にコストや時間がかかることも想定しておかなければなりません。

また、人手が足りなければ受けられる仕事の数も限られてしまい、儲かるチャンスを逃してしまう可能性もあります。

デメリット③自営業なら儲かるとは限らない

板金塗装業で独立すると、会社員のように毎月安定した収入が得られるわけではありません。
依頼が少ない月には売上がほぼゼロということも現実にありえます。

安定して儲かる仕組みを構築するためには、事前に資金計画を立て、日々の収支を継続的に管理することが欠かせません。

デメリット④技術力だけでなく営業力も必要

板金塗装業で独立をするなら、どんなに優れた技術を持っていても、待っているだけでは仕事は入ってきません。
お客様とのやり取り、見積もり対応、販促活動など、いわゆる「営業」のスキルも求められます。
営業が苦手な場合、技術力を十分に活かせず、儲かる仕組みを確立するのは難しくなるでしょう。

トータルリペアFC(フランチャイズ)の出張カーリペアなら板金塗装で儲かる経営を実現するチャンスが広がる!

「板金塗装業で独立して収入を増やしたいけど、大きな初期投資や人材確保、集客など不安が多くて踏み切れないな…」
そう思われた方におすすめなのが、出張型のカーリペア事業です。

うまく仕組みを作れば、少ないリスクでしっかり儲かる働き方が実現可能です。
ここでは、そのメリットを詳しくご紹介します。

理由①工場不要だから費用が抑えられる

出張型のカーリペアならお客様の自宅や取引先に直接訪問して施工を行うスタイルのため、軽バン1台で独立開業が可能です。
高額な設備投資や板金塗装工場の賃料が必要ないので、初期費用を抑えて儲かるチャンスを狙えます。

理由②1人開業が可能だから人材確保が不要

1人で板金塗装の業務を完結できる点も、出張カーリペアの大きな特徴のひとつです。
従業員を雇う必要がないので、人件費がかからない上に、採用や教育にかかるコストも不要です。

さらに、自分のペースで仕事を受けられるので、スケジュール調整も柔軟に行えます。

理由③一般的な板金塗装と差別化できる

出張カーリペアの最大の特徴は、訪問先で施工をするため車両移動が不要な点です。
一般的な板金塗装と比べ、移動費がかからず納期も短縮できる点を評価し、リピート依頼をする法人のお客様がたくさんいます。

さらに、競合参入のハードルが高い点も安心です。
出張施工はトータルリペアが研究した機材・ノウハウによって実現されているため、簡単にマネできず、一般的な板金塗装工場がすぐには参入できません。

理由④案件紹介があるから営業未経験でも安心

トータルリペアに加盟すれば、本部からの案件紹介を受けることが可能です。
開業してすぐに仕事を得られる体制が整っているため、営業未経験でも早期に儲かる経営の基盤を築くことができます。
トータルリペアではほかにも集客用HP作成や経営コンサル、技術サポートなど幅広い支援体制が用意されています。
このようなサポートを受けることによって、開業後の不安を大きく軽減できます。

オーナー事例|開業から3ヶ月で月商100万円達成

1か月目に月商13万円、2か月目に67万円、3か月目には100万円を突破。以前働いていた板金塗装工場では思うように収入が増えず悩んでいたものの、本部の手厚いサポートと自身の経験を活かし、短期間で結果を出すことに成功しました。
「1人で独立した知人は軌道に乗るまで10年かかったそうです。私は本部からのサポートを受けて近道できたので、独立して1年もたたないうちに、収入だけではなく身体的にも精神的にも余裕のある生活ができています」と笑顔で話してくれました。
トータルリペア加盟オーナー浅川 正史さんのインタビュー記事をチェック!

遠回りせずに儲かる!板金塗装で独立するための成功法則

ここまで紹介してきたように、板金塗装業で独立して儲かる働き方を実現するためには、いくつかの重要なポイントがあります。
特に、以下の3つを押さえることで、遠回りせずに成功へ近づくことができます。

・無理のない初期投資でスタートすること
・技術と経営視点の両立を意識すること
・営業や集客を仕組み化して、安定的に案件を得ること

とはいえ、これらをすべて自力で行うのは決して簡単ではありません。
だからこそ、板金塗装業で儲かる仕組みがすでに整っている「トータルリペアFCの出張カーリペア」という選択肢をご紹介しました。

「板金塗装の経験を活かして独立して収入を上げたい!
でも経営も集客も分からないし、1人で独立するのは不安…」

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この記事を書いた人

編集部 河田
編集部の河田です。書籍編集とウェブメディアの編集・執筆の経験を経て、現在は「独立成功のレシピ」のコンテンツ編集・執筆を担当させていただいています。現会社員かつ独立未経験者の目線で、自分が独立するなら知っておきたいと思う情報を発信していきます。よろしくお願いします。